2021年09月

210929  ごめんじゃないよ

「こうしたら、お家になるんじゃない?」

「ここに、水筒かけができたよ!」

「洗濯物は、ここにかけたらいいね~。」

竹と立木を使って、お家づくりが盛り上がる。


「ここに、もうひとつ(もう一枝)あればいいね~。」とのひっちゃんのリクエスト。


「よっしゃ、俺、切るわ。」

張り切ってノコギリで切りだす、き~くん。


でも、自分が思っていたスピードでは切れなかったみたい。

「遅くなって、ごめんな。」と言いながら、切り進む。


すると、
「そんなことは、ごめんじゃないよ。」と、ひっちゃん。


切り終えてみると、またまた思っていた長さではなかったみたい・・・。


「ごめん、間違えちゃったかも。」と、ちょっとしょんぼりなき~くん。


すると、
「間違えちゃってもいいんだよ。ダメだったら、また切ればいいし。」
と、サラッと答える、ひっちゃん。


「そっか、ありがと。」

葉っぱのいっぱいついた竹を引っ張りながら、き~くんの顔の角度があがる。

何度も挑戦できる機会をくれる、豊な森と、器の広い仲間がうれしい。

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↑ ご近所の方から、90年は使っているかも!という、
勉強机(文机ですな・・・)をいただき、おままごとがいっそう楽しくなりました。
ありがとうございました。


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210928  私にまかせて

「うわ~ん。」

転んでしまい、地面につっぷした状態のまま涙が出るあっちゃん。
土と水を絶妙な配合で混ぜ、丁寧につくった”トロトロ”は、
こぼれて顔にもついてしまっている。


「大変!大事なトロトロが・・・。」

心配して駆け寄ったいっちゃんは、倒れたお椀を元通りにしてあげる。


「痛かったね~。手を洗いに行く?」

どろんこになった手を洗いに行くか相談をしていると、


「待ってて!私に任せて!」

走っていった、いっちゃん。


戻ってきた時には、両手をお椀のようにして、そろりそろりと歩いてきた。


水を持ってきてくれたのか?と一瞬思ったら、手の中には、土。
これまた、そぉっとあっちゃんのお椀に入れて、

「ほらね、これで大丈夫でしょう?」とニッコリ。


あっちゃんが大事にトロトロをつくっていたのを知っていたから、
手を洗うより先に、トロトロを元通りにしてあげたかったんだね。


この後も、遊んでいる途中に、あっちゃんが転ぶ場面があったけど、
「大丈夫!痛くないよ。」と、立ち上がった。

みんなのやさしさが、まんまるっ子の心と体を強くする。

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10月2日(土)プレーパーク開催します☆

今年4月に開園した、まんまる生穂BASEで、
プレーパークを開催します!!

『自分の責任で自由に遊ぶ』
みんなのやってみたい気持ちを大切に、
自分たちで「遊び」をつくりましょう!

★たき火コーナーあります★
お芋やマシュマロなど、焼きたいものを持ってきてもらってOKです。
 ※こちらで準備している食べ物はありません。

★工作コーナーに、木材やくぎ、トンカチが加わりました★


【日時】10月2日(土)10時~15時
   いつ来ても、いつ帰ってもOK☆
   申込も必要ありませんので、開催時間内のお好きなときに来てくださいね♪


【場所】森のようちえん まんまる 生穂BASE
   淡路市生穂 ※国道28号線沿 ローソン淡路生穂店の近くです。
   ※番地がないため、ご参加される方で詳しい場所が知りたい場合は
    お手数ですが一度ご連絡ください。
           map


【対象】誰でもOK☆
    ただし、子どもは必ず大人の方と一緒にご参加ください。
   ※プレーリーダー(主催者)はおりますが、子どもを預かることはできません。
    参加している時間は、必ず大人が付き添ってください。


【開催の可否について】
    天候や感染症の状況により、延期や中止の場合があります。
    公式LINE、Fecebook、Instagramなどで、必ずご確認ください。


【問い合わせ先】まんまるプレーパーク代表 中井
   TEL:080-4448-8814
   E-mail:ikuho.manmaru@@gmail.com ※@を1つ消してください。
       ※件名に『プレーパーク』と明記ください。
   公式LINE:まんまるプレーパーク
        S

 みなさまのご参加、お待ちしております♪
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わくわくドキドキの年長キャンプ、無事終了~!

キャンプ会議で、ひざを突き合わせて話し合い、準備をした年長キャンプ。


「塩つくりたい!」「五平餅!」「魚焼きたい!」「ナス!」
「もちろん、焼きマシュマロ!」「ウインナー!」「母ちゃんの梅干し持ってきたる!」
「紫蘇ジュースつくりたい!」「寝る時の友達(ぬいぐるみとか)ないとヤダ!」
「夜にテケテケ(妖怪?←と呼んでよいのか、微妙・・・)の池に行く!」


初めての寝袋、初めてのキャンプ、そして初めて家族と離れて寝る子も。


でも、キラキラのお日様、刻々と変わる夕焼け空、最高のお月様、鳥たちの目覚まし、
そしてまたピーカンのお日様と森に守られた、1泊2日でした。


いつも遊んでいる森が、夕焼けで刻々と色が変わっていったり、
竹が風でゆれる音が、日が暮れるといつもより大きく聞こえてドキドキしたり、
そんないつもと違う環境で、いつも傍にいてくれる仲間の存在は頼もしかったね。

淡路島各地(自分の家の近く)から集めてきたお鍋いっぱいの海水からは、
お椀1杯のお塩★
塩炊きと夕食用に、計5か所もつけた焚き火は、火を絶やさないようにと
薪拾いや火吹き竹で酸素を送り続けるのを頑張りました。
串からつくった串焼き、五平餅は、最高のおいしさ。


行くかどうか散々迷って、話し合った末に、勇氣を振り絞って、
大きな声で歌いながら、「わ~っはっは」と言いながら歩いた夜の森。
”怖い”という感覚が研ぎ澄ませてくれるアンテナを、味わうことができました。


「絶対寝ない!」と言っていた子も、「テントの中でお話の続きする?」という
保育者の提案(作戦!?)に、まんまと夢の世界へ・・・。


朝日と鳥の声で早々から起き出すと、火おこしと昨日の遊びの続き。
朝ごはんづくりも、誰かがやりだすと「私もやる~」「僕も~」とみんなでわいわい。

紫蘇ジュースをつくる傍らで、昨日の探検コースをもう一度行ったり、
柿をもいだり、ハンモックにゆられたり。

お昼には、”あごが外れちゃうかも!”な、サンドイッチ★


ず~っと焚き火をしながら、よく食べ、よく騒ぎ、よく笑った年長キャンプ。
一緒にいろんなハプニングを乗り越えた年長さんたちは、ぐっと成長した氣がします。
あ~、楽しかった。

テント建て

おしゃべり

マシュマロ

サンドイッチ







まんまる見学&わかちあいの会を実施しました

先日の森のようちえん講座他で、リクエストをいただいて企画した、
まんまる見学&わかちあいの会の1回目(次回は11月3日)を実施しました。


元保育士さん、現役の保育士さん、森のようちえん実践者の方、
”なんかおもしろそう!”が参加動機で、ご参加いただいた方も。
最初に、まんまるの設立の経緯や大切にしていることなどをお伝えしたあと、フィールドへ。
しばらく見学した後には、感想や疑問に思ったことなどのわかちあいをしました。
「写真や文章で見るのではなく、やっぱり現場を見れてよかった!」との声がうれしかったです。
他には・・・


・思っていたより、遊びが流動的で、様々な遊びに出たり入ったりしている姿から、
お互いを信頼しているのが伝わってきた
・自然物はもちろんだけれど、体を使って遊んでいるのが印象的
・個を大事に、人を大事にしているのが伝わってきた
・あくびが出たくらい、心地よい場だった
・森のようちえん=おさんぽという固定概念が自分にあったことがわかった
・保育者の声掛けが提案型で、自分で考える場になっていた
・子ども同士、子どもと保育者の信頼関係が感じられた

などの感想があり、
おままごとコーナーや竹林へのルートなど、遊び場が今の状態になった経緯、
置いてあるものの選定理由などについても質問がでました。
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おいしいお弁当を食べながらも、質問は続き、フィールド整備の話や、
保護者や地域との関わり、助成金や経営についてにも話が及びました。
また、参加者ご自身の現場で起こったやりとりや、対応が難しかった出来事なども
わかちあう場面もあり、多角的に話ができたことも収穫でした。

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午後も1時間ほど見学をしましたが、
午前と遊びや子ども達の様子が同じではないことに、皆さん驚かれていました。

・目の前の出来事だけではなく、前後も見た上で保育者が支援しているのがすごいと思った
・”この先どうなるだろう”と想像をめぐらせながら、遊びが広がっていたのが印象に残った
・「あそぼ」と声をかけて、ダメなら次の子・・・など、自分の居場所を自分で探す子ども達
を見て、多くの子ども達が現代では、できていないのではないかと思った
・くるくると変わる遊びの中で、対応力や子ども達同士のつながり、信頼関係が見えた

などの感想をわかちあい、
保育者の声掛けなど、どのようにスキルアップを図っているのか、
男性保育者がいる意義、
価値観のズレなどがあった時にどんな風に対応しているかなど、
様々な疑問、話題が出て、森のようちえんに限らず、
子ども達の育っていく環境、自分たちが生きていく心地よい場を考える機会になりました。

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お天氣もよく、参加者の皆さんも、まんまるっ子も、保育者も、
みんながそれぞれに満喫できた秋分の日。
「楽しかった!参加できてよかった!」の感想が、まんまるの励みになります★

次回は、どんな場になるのか、今から楽しみです。
11月3日は、まだ空きがありますので、参加ご希望の方は、
awaji.manmaru@@gmal.com まで、ご連絡ください。


開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
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