2021年06月

★9月からの途中入園児(年長or年中)募集(上河合BASE)★

毎週火・水・木曜日に開園している、森のようちえん まんまる上河合BASEの
保育定員に空きがでました。

そこで、上河合BASEへの、9月からの途中入園児を1~2名募集いたします。
在園児とのバランスを鑑み、年長児もしくは、年中児限定の募集です。

入園をご検討される方は、下記の連絡先までご連絡ください。

7月の希望日に親子参加をしていただき、まんまるの場の在り方や運営(保育者と保護者の共同運営)
についてご理解いただいた後、9月1日(水)登園スタートとなります。

なお、8月いっぱいは、夏休みとなりますので、親子参加は7月中にお願いいたします。
現在、親子参加につきましては、入園希望者のみとさせていただいています。

また、来年度、上河合BASEの新規園児募集があるかは未定です。

ご不明な点は、お氣軽にお問合せください。
新しい仲間が加わってどんな世界が広がっていくのか、楽しみにお待ちしています。

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親子参加申込・入園についてのお問合せ

  森のようちえん まんまる 上河合BASE   
   awaji.manmaru@@gmail.com      ※@を1つ消して送信してください
   080-5616-7181(担当:佐藤) ※火~木曜日は、午後3時30分以降にお願いします

森のようちえん まんまる ウェブサイト  http://awaji-manaru.com

210630  巡る、ケーキ屋さん

「お花を摘みに行こう!」と歩いていった先の切り株で始まった、まーくんのケーキ屋さん。

あ:「おススメのケーキは、ありますか?」と聞くと、

ま:「ブルーベリーです。」


あ:「じゃ、ブルーベリーケーキを3つください。」

ま:「売り切れで~す。」

!!


あ:「じゃあ、バナナケーキはありますか?」

ま:「ありませ~ん。きゅうりケーキは、ありま~す。」


あ:「じゃ、きゅうりケーキを3つください。」

ま:「はい、そこにあるので、自分で取って下さい。

   食べてください。
   食べたら、この穴に入れてください。」


食べ終わったケーキ(葉っぱ!)を、切り株の穴にぎゅうぎゅう詰める。

ま:「山盛りになったね。今度は、誰が食べにくるかな~。」


いろんな形の、いろんな種類の葉っぱがあるから、何種類ものケーキができる。
自分で採る方式が、なんとも斬新!

そして、次のお客さんへと、うれしいおいしい循環が巡っていく。
遊び方の決まっていない森の恵みで、遊びがどんどん広がっていく。

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210629  言葉

船の上で、あっくんが、こっくんを叩いていた。

まんまるでは、ケンカを不用意に止めることはしないけれど、手や足が出たら、
その時は、スタッフがその行為を止めに介入する。


「何か、言いたいことがあるんじゃないの?
手じゃなくて、口で言わないと、伝わらないと思うよ。」

その言葉に、手を止めて、しばし考える、あっくん。


「ここは、今、使っているから、入らないで欲しい」

息を整えながら、あっくんが言葉にする。


「いやだ、ここで遊びたい。」

こちらも自分の氣持ちを主張する、こっくん。


自分の氣持ちは言えたけど、その後は平行線のまま。


「入らないで」「遊びたい」がしばらく続く。


「もう!わかってくれないと、またあっくん、怒っちゃう(手が出ちゃう)よ!
 それでもいいの?」


そうだよね、押さえられない氣持ちも、あるよね。

どちらも、自分の氣持ちを譲らないし、相手の氣持ちが入る隙間はない。


しばらくやりとりをした後、

「もういいよ!あっくんは、別のところで、あ~くんと遊ぶから!
 こっくんは、こないでよ!」


キッとにらんで、船をどしんどしんと降りていく。


後に残されたこっくんは、複雑な顔。


いろんな氣持ちがぶつかって、言葉にならない氣持ちもたくさんあって・・・

答えも、正解も、解決もないけど、この苦い後味が残ったのは、確かだろうなぁ。

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未知のものたくさんの道!はなまる

きれいなアジサイに見送られ、久しぶりの森のおさんぽ会 はなまるに出発!

「抱っこ~」とスタートからぐずっていた子も、地面に動く虫やミミズを見つけたら、
よく見ようとしゃがみ込みます。
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天氣が心配だったけれど、おひさまも葉っぱの間から顔をのぞかせて、
きれいな模様になっていました。
かご編みに使えるかも!と、フジの蔓を引っ張って、その強靭さに驚いたり、
1本の木に、いろんな形の葉があるカクレミノの葉に見入ったり。

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「白いツユクサ!初めて見た!」の声に、のぞき込むと、可憐な花が。
後で調べてみたら、トキワツユクサというよく見るツユクサとは仲間だけど違う種類。

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森のお掃除屋さんの、ザトウムシも、そのユニークな形や歩き方で人氣。
クスサンのきれいな繭も、いくつも見つかりました。

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足の速いカマキリは、一瞬しか見れなかったけれど、
じっくり見ていたおかげで、隣の木の虫こぶを発見するこもできました。

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ココアパウダーがかかったようなキノコや、触っても痛くない赤ちゃんの栗のイガなど、
触ると面白いモノも、森の中にはたくさん。
くるくるがかわいい、山ブドウの蔓も見つけました。

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ビワの葉を、少しいただいて、ビワの葉エキスの作り方もお伝えしました。
今後の草刈りで、たぶん刈ることになるからと、道の脇の三つ葉もお土産に。
森の恵みで、暮らしが彩られたら、もっとおさんぽが楽しくなりますね。

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ご参加、ありがとうございました。
次回は、7月16日(金)を予定しています(場所は変更になるかも)ので、お楽しみに~。







自然と共にある、子育て・個育て ~知ろう、学ぼう、森のようちえん講座~ 開催しました

一番下は、明日で7か月!という赤ちゃんから、学生さん、お孫さんのいる方まで、
ちょうどよい人数の方々にお集まりいただき、
自然と共にある子育て・個育て ~知ろう!学ぼう!森のようちえん講座~を開催しました。

講師の野澤俊索さんのゆかいな自己紹介に続き、
「自分が体験したことないおもしろさは、伝えられない。
だから、まず大人がたくさん遊びましょう!」と素敵なメッセージで、講座が始まりました。

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午前中の部は、”森のようちえんってなぁに?”。

森のようちえん さんぽみちの子ども達の動画では、全身を使ってのびのび遊ぶ様子に、
参加者の皆さんのほほがゆるんだり、ぐっと引き込まれたり。

森のようちえんのはじまりから、その名称が生まれた背景、日本での森のようちえんの位置づけや
分類のお話からは、日本の森のようちえんの多様性を知ることができました。

「森のようちえんに通ったら、どうなりますか?」という質問に度々出会うという野澤さん。
その答えは、
「人間らしく生き生きと育っていきます」。

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大人が思っているより、子どものスケールは大きいということや、
自然の摂理や秩序を感じながら育っていく時間、「ま、いっか」の力の大切さもお話いただきました。

お話を聞いての感想や、質問タイムもとても活発に参加者同士の話が盛り上がりました。


午後は、実践編の”森のようちえんの保育と活動”
もう少し踏み込んで、場の作り方や、安全管理など、実際のエピソードを交えて話が進みます。

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森のようちえん活動には、マニュアルや、何をすればよいかという方法論ではなく、
どうやるか、どうあるかが大事。
子ども達を理想の型にはめて、そうなるようにするのではなく、
子ども達が本来持っている、備わっている力を発揮していく場をどうつくっていくかなのだと。

”待つ、見守る”という姿勢も、何も言わないというのではなく、
目に見える活動の中の、見えない心の動きを大事にしていくことだという言葉が印象的でした。

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お父さんの関わり方についてや、活動中の怪我が心配、急な体調不良への対応などへの質問も。
また、小学校へ進学した時の質問では、
「森のようちえんで育つのは、認知能力の土台となる、非認知能力。
数字で評価したり、テキストで学んだりできない、人間性の部分。
学ぶことへの興味感心が強いので、中学年以降の学びに差が出てくるという研究結果がある。」と
教えてもらいました。

また、森のようちえん活動を続けていく中で、野澤さんが感じていることは、
”思春期の恋の悩みと同じ!!”ではないかという話がとてもおもしろかったです。
相手のこと(子ども達)が好き、大切だと自分が思っていて、
それを伝えたいと思っているということが、
テクニックに勝る、とてもとても大事なことだと思うと。

最後に、「しなきゃ、なんて、ない」と言うメッセージとともに、
これからも、一緒に子ども達と楽しく森で遊びましょうとしめくくってくださいました。


子ども達をとりまく全ての大人達が、こんな風に接していたら、
みんなにとって心地よく、やさしい社会になっていくだろうなと、わくわくしました。


「ふわっと、森のようちえん いいなと思っていたことが、スッキリ整頓された感じ。」
「やぱり、森のようちえんの活動いいな~」とニコニコ参加者が帰路につかれていたのがうれしかったです。
ご参加、ありがとうございました。
私たちの学びのために、静かに遊んで待っていてくれた子ども達もありがとう。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
  • ★生穂base★ 2023.6.1(木) 中立
  • ★生穂base★ 2023.6.1(木) 中立
  • ★生穂base★ 2023.6.1(木) 中立
  • ★生穂base★ 2023.6.1(木) 中立
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  • 230601  触覚と視覚
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