2021年05月

210526  3人のダブルパンチ

「うお~、あった~。」

長いタケノコを探す冒険が、成果なしのまま続いていたら、
目の前に、4m越えの、もう若竹に近い、タケノコ!


「ふんぬ~。ぐぐぐぐ~。」


直径5センチくらいなのに、いっくんの渾身の力をこめても、折れない。


「くそ~、木も一緒にやってくれてるのにな~。」


実は、原因の1つは、竹の真ん中くらいから上が、木に引っかかってるのだけれど、
いっくんには、それが木も反対から押してくれているように見えていた。


「○▽◆△※●~。」

傍らのこ~くんは、不思議な呪文のような言葉を叫んでいる。


「は~、ダメだ~。こ~くん、頼む!」といっくん。
「じゃ、交代だ!今度は、いっくんが頑張れっていう人ね。」

そうか、こ~くんはいっくんにエールを送る役目だったのか・・・。


こ~くんも、体がぶるぶる震えるくらい、力をこめたけど、びくともしない。


「くっそ~、ダメか~」
「じゃ、今度は、3人でダブルパンチだ!あじめちゃん、手を貸してくれ!」


ボタン1つでなんでもできる現代で、渾身の力をこめる機会って、
実は貴重かもしれない。
そして、1人でできなきゃ、仲間を呼べばいい。
そんな体験を、たくさんたくさんしてほしいと思う。

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210525  大好き虫

「汚れちゃった・・・びじょびじょ・・・」

ゆっくんが、しょんぼり顔でやってくる。

「そうか~、汚れちゃったか。どうする?」と聞くと、
「着替える」と、答える。

でも、右手はどろんこ、左手には小さな黒い甲虫をつまんでいる。


虫を離すかと思ったら、そのまま!

一方の靴下のつま先部分を、別の足のかかとで踏んで、靴下を両方脱いだ!

なるほど!


でも、上着が脱げないので、手伝ってほしいとオファー。

上着を脱ぐのにいったん目をつぶっても、まだ手の中から虫は逃げていなかった。


「この虫、僕のこと大好きなんちゃうか?」

「”ゆっくん大好き虫”だね~」と言うと、なんともうれしそうにはにかむ。


その後、斜面を下って竹のすべり台に行くときも、ずっと手の中にいた。


竹を持とうとして、虫が落っこちてしまった時も、
さっとしゃがんで目をこらしたら、小さな虫なのに、すぐに見つかった。


「やっぱり、”大好き虫”やで。」


小さな命とも、すぐに心を通わせるまんまるっ子。
森は、まんまるっ子にとって、友達だらけなのです。

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船とまんまるっ子の雨よけのための屋根を、まんまる保護者でもある、
大工のまさ君たちが作ってくれている横で、お先にお弁当を食べさせてもらいました~。
完成が、楽しみです!

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まんまるウェブサイトがリニューアルしました★

日々の保育の様子をお伝えするブログのみだった、まんまるウェブサイトが、
スーパー保護者の1人、えみちゃんのおかげで素敵にリニューアルしました~★

泥んこの落とし方(ちょうど今日のミーティングでも話題になりました!)や、いろんな特技をもっている保護者からの知恵袋など、子育て中の方とわかちあいたい内容も、徐々に充実させていきます。

どうぞご覧くださ~い  https://awaji-manmaru.com/


応援メッセージをお寄せくださった皆さん、ありがとうございました。

・自然スクールTOEC     伊勢達郎さん
  ※達郎さんに、場を信じる在り方のおもしさを教えてもら
   い、それまで自分の考えたプログラムからはみ出すことが
   許せなかった(!)あじめの固い頭が少~しずつ柔らかく
   なって、まんまる開園へとつながっていきました★
   開園した年の子育て応援講演会講師もしていただきました。

・森のようちえん ピッコロ 中島久美子さん
  ※あじめが長野で”森のようちえん”という言葉に出会いたての
   頃、見学したり、お話を聞き、たくさん背中を押して
   もらいました★子どものすごさに日々感動している、
   久美子先生の文章も好きです。開園した次の年、子育て
   応援講演会講師をお願いしました。

・発達支援コーチ・発達する眼鏡イノチグラス発案者・まんまる卒園児父         
              灰谷孝さん
  ※まだヨチヨチ歩きだったまんまるに入園を決めてくれ、
   発達の視点から、父親の視点からたくさんのアドバイスを
   くれました★卒園後も「まんまるの理論担当」と言って
   くれる、頼もしい存在です。あじめや他の保護者も、
   発達する眼鏡を愛用しています。 パンフ表紙

210520  体のしくみ

「こんなのいいんじゃない?」

やっくんの手には、直径3センチほどのタケノコ。

整備する前は、びっっっしり竹が生えていた上河合BASEでは、
根っこを掘り起こしてもらったとはいえ、いたるところから細いタケノコが生えてくる。


むいた皮は、くるんと丸まって細くなる。

そしたら、やっぱり、指につけるよね。


「うひょ~、こんなのどう?ガオー。」

「これもすごいぞ、チョキチョキ~」

とんがっていて長い、タケノコ指になったあ~くんとやっくんの戦いが始まる。


全部の指に長い皮をつけると、なんともグーがしにくいことも発見。


「親指は、太くて短いやつの方がいいんじゃない?」

となりで棒にさした焼きビワをなめていた(!)、は~ちゃんがアドバイス。

「だってさ、親指は太くて短いのには、訳があるんだよ。」


は~ちゃんの考える”訳”も聞いてみたかったけど、新しいビワを焼きに走って行ってしまった。

私たちの今の体になるには、たくさんの理由があるんだろうなぁ。

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210519  ダイナミックに、繊細に

「うおりゃぁぁぁ」

雨の中を、助走をつけて、思い切り駆けてくる。

ばしゃばしゃびっしゃ~。


ものすごい音と水しぶき!

「楽し~!もう一回やろうぜ!」


今度は、別の角度から、猛ダッシュ。


「もう、黄色マンじゃなくて、茶色マンだね~。」

黄色いカッパがもう、泥んこで色が変わってきた・・・。


しばらくすると、

「ほら、見て!掘ると、下が見えるんで!」

お玉で水たまりの底の土をひっかくと、その一筋の水が割れて(?)、
一瞬だけ底の土が見えることを発見した、あ~くん。


「わ、でっかいあぶくができた!」

水をかき混ぜるとできる泡の、大きいのを見つけて喜ぶ、とっくん。


「見て!この竹を振ると、その下に一筋だけ、点々がつくで!」

竹から飛び散る滴の跡が、竹が水面につかないのに、
その軌跡を教えてくれることに驚く、あっくん。


「わ、今度は、逆さまにしても落ちないで!」

お玉を逆さまにしても、その淵にしがみついて(!)落ちずに、
またお玉の真ん中に戻ってくる泥水も不思議すぎる!


思い切り体を動かして、ダイナミックに遊んでいたと思うと、
水や自然のつくる繊細な美しさや不思議に感嘆の声をあげる。

この振り幅、このしなやかさを受け止めてくれる、雨の森に感謝。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
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