2021年01月

210106  聞き分ける

「見てて(=聞いてて)!音が変わんねん。」

直径2センチくらいの枝を、細い枝で叩いて音を出しながら、
りっくんが、キラッキラの笑顔で教えてくれる。

なんと、ただ叩くのと、叩く部分にコップをあてて叩くと音が違うのだ。

注意深く聞かないと、わからないくらいの違い。
でも、確かに音は違う。


きっとコップが共鳴器になってるんだろう、音量も少し大きい。


何度も何度もたたき比べて、聞いてみての大発見。


しかも、それをママが帰っちゃって寂しくて泣いているとっくんに聞かせようと、
わざわざ来てくれたのも、うれしい。


またある時は、

「あ、誰か泣いてる!かっくんか?」

ノコギリの手を止めて、泣き声の方を心配そうに見る、ふっくん。

森の反対側の泣き声も、聞き分ける、やさしい耳。


森の中で、いろんな音を聞き分けられる耳が、
ゆっくり、でも確かに育っている。


DSCN1232


DSCN1235


DSCN1231


DSCN1238

210105  道具のはじまり

「うおぉぉ、見て!やった!3個!」

冬休みで1週間空いたら、今日の森にはいろんなお宝が落ちている。

その形ゆえ、「剣の実」と名付けられたフジの鞘も、たくさん。


山盛り拾い集めたら、やっぱり種を出したくなる。

さっきまで鬼滅の刃の無人列車だったところは、種集め工場に変身。


最初は鞘をボキっと折って、種を出していたけれど、
他の鞘をナイフのように使えば、鞘を折ることなく、
きれいなままで種が採れるように。


少~し口の開いた鞘に、別のとがった鞘の先差し込む。
真剣な目は、職人の目そのもの。


「ぬ~、固い!」

「こうやっても、できるで!」

ミズナラの樹皮のギザギザに、鞘をこすりつける方法を見つけた、け~くん。


「くっそ~、大変だったのに、1個だった!」

鞘の状態ではいくつ種が入っているか、虫食いか、なかなかわからない。

でも、明らかに鞘を割るスピードはあがっている。


必要は、発明の母。

2021年も、たくさんおもしろいことを発明していこうね。

DSCN1219

DSCN1209

DSCN1226

DSCN1202





開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
  • 240416 返ってくるもの
  • 240416 返ってくるもの
  • 240416 返ってくるもの
  • 240416 返ってくるもの
  • 240416 返ってくるもの
  • 240416 返ってくるもの
  • 240416 返ってくるもの
  • 240416 返ってくるもの
  • 240416 返ってくるもの
  • ライブドアブログ