2020年07月

200716  魔法の言葉

「もう、いやだ~」

いつもみんなのロケットやお店屋さんになっている、横になった木のところで、
ひっちゃんの泣き声交じりの声がする。

「どうしたの?」

駆け寄ったひっくんが、傍にいたひっちゃんとひ~ちゃん、2人の顔を覗き込む。

お互いに運転がしたいと譲らず、ケンカになったことを言葉の断片を張り合わせて理解する。

「何になりたかったの?(何に、木を見立てたかったの?」とひっくんが聞くと、


「新幹線」と、2人の声が揃う。

「ひ~ちゃんも、ひっちゃんも、新幹線を運転したかったんだね?」
と再度確認すると、頷く2人。


しばらく考えて、
「いいことを思いついたよ!
ひっちゃんが前の運転手さん、ひ~ちゃんがうしろの運転手さんになればいいじゃんか!」


「はい、お客さん、乗ってのって!」

傍らで事態を見守っていたりっくんが、他の子の手もひっぱり、木にのせていく。

後ろも前も運転席ということになったのだけれど、
自然と最初に前と設定された方に向いて乗る、お客さん達。

でも、”うしろの運転手さん”になったひ~ちゃんも、楽しそう。

ひ~ちゃんが泣きやんだのを確認したひっくんは、

「僕がね、魔法をしたんだよ。
ね、ひ~ちゃんの涙がなくなったでしょう?」


得意げに耳打ちしてくれた、ひっくん。

みんなの力だけで、涙が乾く魔法、たくさん磨いてほしいなぁ。

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200715  いろんな木

「ししょー、今日はどの木に登ってくれる?」

再度参加してくれた、木登り名人の姿に、歓声をあげる、まんまるっこたち。


大人たちもびっくりの登りっぷりに、みんな大興奮。
みんなのやる氣も、ぐぐんとアップ。


下枝がなく、斜めに生えている木を登るのを極めつつあるこ~くん、
幹の下の方から枝分かれがある木の最高記録を持つのは、き~くん。

でも、どちらも、お互いの得意な木に登るのは、相手の方が上手い。

お互いの木の上から、
「お~い」と手を振り合って(片手でつかまっている!!!)、樹上で交信。


「人間はね、平らな地面を歩いているでしょ?
だから、足がこんな風に(幹に)くっついて歩ける方が、登りやすいんだ。」
とは、こ~くんの談。

足首がしなやかに曲がり、幹に足の裏全体が張り付くように登っていく。


「人によって、登りやすい木が違うんだね。
いろんな木があるもんね~」と言うと、

「そうだね、葉っぱだけの木とかどうかな?」と、こ~くん。
「ドーナッツでできている木とか、どうかな?」と、き~くん。

目の前にあるたくさんの樹種だけでなく、想像の木まで候補にあがるって最高!

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200714  雨の贈り物

「うっわ~、ここにも双子ちゃん」

「ここには、よん子ちゃん」

先週までは氣がつかなかった、たくさんのキノコたちが、
葉っぱの影や、斜面、丸太の陰ににょきにょき。

雨水を集めたり、斜面をダッシュしたり、川をつくったり、
他の遊びをしている時には全然目につかなかったのに、
1つ見つかると、次々見つかるから、不思議。

「ピンクちゃんもいるわよ。」

「じゃがいもちゃんも!」

「あそこのは、1つだけ白いね。」

食卓に並ぶキノコのイメージにぴったりな子もいれば、
みんなの顔より大きいサイズのカサをもつ子も。
明らかに違う種だけを数えても、5種類以上はある。


「割ってみる?」

フライ返し(!)が振り下ろされると、見事にまっぷたつ。

「わぁ」

割って見なければ出会えなかった、感触、色、香り、新しい形。

同じ場所で遊ぶことは、自然の移ろいを日々感じることができるアンテナを磨いていく。

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200707  感覚を磨く

「ねぇ、ねぇ、どっちがいい?」

差し出された、き~くんの両の手には、何ものってない。


「触ってみて~。」

どうやら、手のひらを触って欲しいみたい。
子どもの意図が見えない時、大人の目線やとらえ方と違うことも多いので、
不用意に「○○だね~」などの感想を言わないようにしているので、

「なになに?」とだけ、聞いてみる。

き:「ほらね、どっちがいい?」

あ:「触った感じってこと?」

き:「そうそう」

右手は、なんとなくしっとり。
左手は、サラッとしている。

あ:「う~ん、こっちかな~」

き:「ふ~ん。
   こっち(左)は、焚き火の煙にあてて、
   こっち(右)は、こうやって、ぐるっと回ったんだよ~」


ニコニコしながら、雨に濡れた木の幹をつかんで、ぐるっと一回転。


近くにいた子にも、手を触ってもらって、意見を聞いて回る。
好みはそれぞれだったけど、みんな右手と左手の感触の違いがわかってるんだなぁ。


この微細な違いを発見して、おもしろいと思う感覚が、
日常のささいなことをおもしろがって、
毎日を自分で楽しくする力につながっていくと思うのだ。

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200702  言霊

「おやすみなさ~い」

ニコニコと、挨拶してくれる、ひ~くん。


「一緒に遊ばないで★」

「いいよ、じゃなかった、やだよ。」

なぜか突然、反対言葉で話すのが流行る。

さっきの挨拶も、「おはよう」の反対言葉だったらしい。


「いれて~!」

「違うでしょ、入れないで~でしょ。」

「入れないで~」

「いいよ~、じゃなかった、だめだよ~」


「じゃあ、おにごっこしない人~」

反対言葉の提案に、元氣よく手をあげながら、口々に、

「しない~」

「する~、じゃなかった、しない~」

「しない!」


鬼ごっこを、やることになったらしく、次は、鬼決め。

「じゃあ、鬼、やりたい、じゃなかった、やりたくない!」

「やりたくない!」

「私は、逃げる人、やりたくない!」

「逃げる人やりたい!、じゃなかった、やりたくない!」

「やりたくない!」「やりたくない!」


ややこしいやりとりに、り~くんが、
「なんだか、よくわからなくなっちゃうな~。
もう、反対言葉、やめない?」

と、提案する。

最初は面白がっていたみんなも、やっぱりややこしくなったようで、賛成する。

そして、改めて、

「反対言葉は、なしね。
鬼、やりたい人~?」 

ひ~くんの問いかけに、

「はいはい!やりたい!」と元氣に応答がある。


傍らで聞いていても、明らかに反対言葉の時と、ワクワク感が違う。
やっぱり、言霊って、あるんだなぁ。

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↑ 今日は、それぞれに、七夕のお願い事を書いたり、飾りをつくって、
森で切ってきた竹に飾りました。
”短冊”という形で用意せず、画用紙のまま渡してみたら、
個性豊かな飾りがたくさんできました★

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
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