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★7月7日 森のおさんぽ会 はなまる
★9月29日、30日、10月1日 まんまる8周年祭り

★生穂base★ 2023.6.1(木) 中立

 

朝からお弁当のスペシャルおにぎりが楽しみで仕方がないる~くん。

11時になると、ニコニコできーちゃんとき~ちゃんの元へ駆け寄り、「お腹がすいたね~」。

(お弁当を食べることができるのは基本11時以降。そして“お弁当を食べたい”仲間も集めるのだ。)

 

しかし、掘り起こした土から“粘土”を発見していた2人は、遊びに夢中。

 

「る~くん、お腹すいたね~」とまたまた自分はお腹がすいていることをアピール。

 

き~ちゃんがちらっと横目で見るが、やはり手は止まらない。

きーちゃんも「バナナケーキができた!」と新メニューづくりで大忙し。

 

遊びに夢中の2人に、まずは「何しているの?」と聞くことにしたる~くん。

 

「ケーキつくってるねんで」と口を開くき~ちゃん。

 

「え、ケーキ?おいしそうだね~」と2人の遊びに少し興味を持つも、

しばらくすると、お腹がすいていることを思い出す。

 

「き~ちゃんはお弁当食べるの?」「きーちゃんはお腹すいてる?」と一人ひとりに聞いてみても、お腹がすいている話になると、途端にる~くんの声が聞こえなくなる2人。

 

何度も何度も、お腹がすいているか、お弁当を食べるか聞いてみていた、る~くん。

何度も何度も、横目でる~くんを見つつも遊び続け、時折目を見合わせ互いの様子を窺っていた、きーちゃんとき~ちゃん。

 

 

この時、

る~くんからみた、きーちゃんとき~ちゃんは、“自分の質問に答えるよりも遊びに夢中な2人”。

じゃあ、きーちゃんとき~ちゃんから見た、る~くんって、どうだったんだろう。

 

る~くんの氣持ちだけでなく、きーちゃんとき~ちゃんの2人のあの無言の時間、あの瞬間の氣持ちにも十分寄り添いながら、言葉を掛けることは出来ていなかったなー。

 

関わる人が多いほど、物事をみる角度も増えていき、そこに自分の感情もあるからこそ、中立で関わることが難しい。

 

あっちからもこっちからも、四方八方からみて、真ん中を探し、真ん中からあっちこっちへと手を伸ばすといいのかな~。

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230601  触覚と視覚

「とれた~!! カナヘビだ~!」

やっくんの雄叫び。
手には、お腹がきれいな黄色で、ぷっくりふくれたカナヘビ。


あっという間に、カナヘビが見たいと、輪ができる。

「きっとお腹が大きいから、メスだ。」
「赤ちゃんがいるんだね、きっと。」
「え、カナヘビって、タマゴじゃなかったっけ?」
「じゃ、お腹に卵が入ってるのか!?」

「あ、手で触ったら、ダメだ!
 人間の手の熱さに、耐えられないんだ!」

お~くんのアドバイスに、触ろうとしていた何本かの手が慌てて引っ込む!


それならばと、枝で触ろうとすると・・・
「木もダメだ! 体が傷ついちゃうかもしれない!
 赤ちゃんがいるんだぞ!」

触ることを止められて、視線だけで、カナヘビがゆだっちゃうんじゃないかと思うくらいの、
熱い視線が、交差する。


いくら見ていても、見飽きない、カナヘビ。

「あ、お腹のふくらんでるとこの上の方が、めっちゃ動くな。」
「そこが心臓なんかな。」


「あ、手が、1本使えてないぞ。」

よく見ると、1本の手と2本の足は、しっかり地面に着いているのに、
もう1本の手は、体に沿わせるように、浮いている。


「あかちゃんがいるから、お腹をなでなでしているのかもよ!」

「さっき、(つかんでいた指を)噛んできたのも、赤ちゃんを守るためなのかもね。」


次から次へと疑問や自分なりの答えが出る子もいれば、黙ってじ~っと見つめている子も。
それぞれのやり方で、自然と交信しているのがわかる。
人間以外の、たくさんの命と、一緒に遊べる環境に感謝。

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230530  それぞれの最高

「おぉ~、あれ、いいかも~。」

やっくんの進む先には、やっくんの背丈の2/3くらいのタケノコ。

ついこの間まで採っていたタケノコとは違い、直径5センチくらいなので、握りやすい。


「これ、けっこう痛いわ、すげ~。」

自分の太ももを、タケノコで叩いて、確かめる、やっくん。


「俺のは、これだ~。」と、けーくんが振りかざして生えている竹に当てたら、
ボキっと折れちゃった、タケノコ・・・。

すると、「3刀流にも、なるんだぞ! わはははは~。」と、折れたタケノコたちを、
すぐさま拾い上げる。


「下に行ったら、もっといいのがあるかもしれない!」のやっくんの声で、
一段下にも、タケノコを探しに行く。


「ながぶっと(長くて、太いタケノコ)が、いいんだよな~。」
と、あたりを見回す、やっくん。


「俺は、これがいい!
 ほそなーが(細くて、長いタケノコ)だ~。」

けーくんが氣にいったのは、よくしなる、細くて長いタケノコ。

「釣り竿にもなるな~。」

よくしなるから、思い通りには動かないけど、ぶつかっても折れない。


「わ~、僕の背くらいあるじゃんか~!! 僕のは、これだ~!」

やっくんが見つけたタケノコは、背比べをしたら、やっくんと同じくらい。


同じタケノコでも、同じ用途に使おうと思っていても、
それぞれの”これいいな!”の基準は、笑っちゃうくらい全然違う。

お互い、自分の基準に、相手の同意も求めていないのが、清々しい。

個性豊かなまんまるっ子たちを、個性豊かなタケノコたちが待っている。

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230525  ブランコ利用料

「ブランコに乗るのに、たくさんお金がいるって言われて、
 それが、イヤだったんだよ。」

目に涙をたくさんためて、は~ちゃんが、話にきた。


ブランコを見ると、ブランコの紐をにぎりしめているま~くんがいる。


「は~ちゃんは、ブランコに乗りたかったんだね。
 でも、お金がたくさんいるって言われたのか。
 葉っぱのお金じゃなくて?」

ゆっくり頷く、は~ちゃん。

「そうか~、まんまるには、お金はもってこない約束だし、
 払うことはできないね。
 でも、ブランコには、乗りたいもんね。
 もう一度、ま~くんにお話ししに行く?」

また、深く頷く、は~ちゃんと手をつないで、ま~くんの元へ。


ま:「さっちゃんと、たっくんは、お金なしでも乗れるんだよ。
   でも、は~ちゃんと、あじめは、お金がないとダメ。」

あ:「どうして、さっちゃんとたっくんはお金がいらないのに、
   は~ちゃんとあじめは必要なの?
   まんまるには、お金は持ってきてないから、ブランコに乗りたいのに乗れないよ。」


ちなみに、このときさっちゃんとたっくんは、ブランコでは遊んでいなかった。

少し考えたま~くんは、


ま:「こんだけ(と、両手を広げる=10)じゃなくて、これくらい(と、手で4をつくる)
   でもいいよ。」

すると、「なんで私だけ、お金なきゃダメなの?
     それがイヤなんだよ。」

と、は~ちゃんの今の氣持ちが、言葉になった。


「ま~くんは、どうしてお金がなくても乗れるの?」と、さらに聞いてみる。


また少し考えたま~くんは、

「じゃ、これくらい(6を手でつくる)でいいよ。」


そして、

「一緒に葉っぱ採りに行こ!」と、は~ちゃんに向かって笑いかけた。


一緒に遊びたくないわけではなく、イロイロ条件をつけたくなっちゃっただけなのか?


は~ちゃんも、
「うん! いこ!」と。

解せないあじめを1人残し、2人は手をつないで、クローバーの葉っぱを取りに行った。


その後も、葉っぱをたくさん採ることが楽しくなって、
1人が葉っぱを採っている間、もう一人がブランコに乗るという、
なんともスムーズな交代制度が考案され、2人もとっても楽しそうだった。


なんで解決したのか、むしろ解決したのか、よくわからなかったけれど、
自分の氣持ちが言えたこと、
根底には、お互いが一緒に遊びたい氣持ちがあるのだと確信できたことがうれしかったな。

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★生穂base★ 2023.5.25(木) いのち

 

は:「うわ、アリや!」

お弁当の時に広げたシートへ、どこからともなくやってきたアリ。

 

きー:「お弁当の所に行ってる!ご飯食べられちゃう。」

 

は:「ほんまや!叩いてやるー」

お弁当を守らねばという正義感もあり、アリの歩みを止めようとアリの周りを叩いて進行を妨げる。

 

る:「あ!!」

はっくんのグーが、アリに当たってしまった。

 

る:「痛いよ~。かわいそうだね。」

 

は:「でも、アリって、踏んじゃっても生きてるから大丈夫やで。」

 「ほら、見てみ。」

 

そう言いながら、手をアリの上からよけてみるも、アリは動かない。

 

 

る&き~:「…。」

 

は;「いっぱいおるから!!」

きー:「大丈夫やんね・・・。」

少し心配そうにしながらも、はっくんにピタリとくっつくきーちゃん。

 

る&き~:「…、痛いよね。」

 

 

フィールドでは、アリもダンゴムシも、カナヘビも、蝶も蜂も、ムカデも毛虫も、他にもいっぱいの命と一緒に過ごしている。

 

故意かどうかよりも、色んな“命”と一緒に過ごしていること。

たくさんいるアリだけど、みんな違うアリっていうこと、やりたいことがあったのに死んじゃったからもう何もできないこと、色んなことを話した。

 

「命は大切に」って言うのは簡単だけど、言葉だけでは終われないことだからこそ、しっかり向き合っていこうね。


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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
ギャラリー
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