イベントレポート

まんまる見学&わかちあいの会 開催しました

11月23日に、まんまる見学&わかちあいの会を開催しました。

まんまるの概要を説明した後に、午前中の保育の様子を見てもらったのですが、
登園の時には、楽し氣な声が飛び交っていたフィールドが、
とっても静かになった瞬間を感じることができました。

あぁ、読み聞かせの時間に、こんなにぐぐっと集中しているんだなぁと、
参加者の方に説明しながら、うれしくなった瞬間。

午前中の見学の感想を聞いてみると、
「刃物を使っている子ども達に対して、大人がドキドキしていないから、
 子ども達も落ち着いて取り組めている感じがした」
「ナイフをやりたい子が集まってやっているので、手元に集中してできていると感じた」
「子ども達が教え合ったり、子どもと大人の関係性が、
上下関係などではなく、”自然を楽しむ人”というフラットな感じがいいな~と思った」

など、まんまるでは、”卒園までに、火と刃物を使えるようになってほしい”と思っていることを、
素敵な感性で感じ取って、味わってくれていました。


お昼を食べながらのわかちあいの時間は、参加者の”今・ここ”をわかちあう時間にもなり、
「遊びの選択肢を増やすということは、おもちゃを増やすことではなく、
想像力と創造力で楽しくしていくことにつながっていけば楽しいのではないか」と、
資本主義の話、自分達の生き方や暮らしの話にも広がりました。

また、”自分らしくある”ってどういうことなんだろうという話題にもなり、
「誰かの指示で動くのではなく、自分の氣持ち、やりたいことなど、
自分の心の声に従って動いている状態なのではないか」という言葉が導かれました。

そして、まんまるっ子がそんな風に過ごしていると感じてくれたことが、うれしかったです。


午後の見学の時間が終わった後のわかちあいでは、
「時計を氣にせず、好きなことをすきなだけしている様子がとてもよかった」
「寒かったら、おひさまの元へ、暑くなったら木陰へという
 シンプルな体感温度の調整の体験ができて、自然の中にいる心地よさを味わった」
という、声も。


そして、
「こんなに楽しいのに、どうして森のようちえんの認知度が低いのか」と、
まさに、まんまるや、兵庫県自然保育連盟が日頃考えいていることが話題に。

・外遊び、森で遊ぶことへのハードルを下げる
・相手の考えを変えようとするのではなく、私は楽しかったよという風に伝える
・まんまるの活動形態では、行政の補助が出ていない
  →行政や社会が、森での育ちがあるということを認めていない
  →いろんな人に知ってもらう工夫が必要!
  →そのために、いい論文書いて!(参加者の中に、論文執筆中の大学生がいらしたので★)

などなど、いろんな話がでました。


まんまるの実際の活動を見て感じたことのわかちあいから、自分の在り方、
日本の現状をどうとらえているか、社会とどうつきあいながら自分らしくあるかなど、
話題は多岐にわたり、焚き火を囲んでたくさん話ができて、とても楽しい時間でした。

ご参加ありがとうございました。

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221103  まんまる見学&わかちあいの会 開催しました

「自然の中で、子ども達がどんな風に遊んでいるのか見てみたい。」

「スタッフの在り方、子どもとスタッフの関係性を体感したい。」

「自分はこの先、どんな場をつくっていきたいか、そのヒントをみつけたい。」

それぞれの熱い想いを胸に、遠くは高知県や山口県からも集まっていただいて、
まんまる見学&わかちあいの会を、開催することができました。

自己紹介と、まんまるの概要説明の後は、さっそく見学タイム。
まずは、朝はなかった家が、でで~んとフィールドの真ん中にできていることに驚きながら、
まんまるっ子達の午前の遊びの始まりの様子を見学していただきました。

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作りたい料理によって、採る土を使い分けていたり、
煙だけになっていた焚き火を、子ども達だけで復活させていることに感心される方が続出。

ほぼ90度の斜面を、するすると上り下りする幼児の姿には、驚きの声が。

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見学後の分かち合いの時間では、
焚き火を簡単に操っているように見えたけど、
そうできるようになるまではどんな経緯があったのかと質問が出たり、
雨の日の遊び方や、子ども達の怪我などへの対応や保護者からのクレームはないのかという問いも。


おいしいVIORINさんの島弁当を食べながら、話がはずみます。
まんまるっ子達は、11時が過ぎていて、一緒に食べたい子が6人以上集まったら、
保育者を1人誘って、ラッキーセブンでお弁当を食べることも紹介しました。

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午後の見学タイムでは、
完成した素敵なケーキを保育者に見せようと思っていたら、転んでこぼれてしまったい~ちゃんが、
もう作る時間が足りないから、同じものは作れないとしょげているところに遭遇。

落ち込むい~ちゃんを、なんとか元氣づけようと、
花を採って来たり、ドングリを拾う、いっちゃんとさっちゃん。
次第に元氣になってきて、新しいアイディアがわく、い~ちゃん。
3人の心の揺れが、たくさん感じ取れた場面でした。


最後に、びっくりするほどの急斜面やササダケが密集している、通称:竹千本も通って、
ぐるりと上河合BASEのフィールドを紹介しました。

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その後のわかちあいでも、子どもの発想のすごさに感心したという感想や、
自然の中にはたくさんの素材があるので、ケーキも壊れて終わりではなく、
新しいアイディアがわくという展開になっていったのだと思うと感想がでました。

時間制限がない、やりたいことをやりたいだけやっていて、
子ども達はとても楽しいだろうなぁというのがとっても印象に残ったという方や、
自分の「心地いい」という感覚や、違和感を大事にしたいねという話も出ました。


話していると、やはり”生き方”の話、
保育の話というより、”どう在りたいか”の話になるから、不思議です。

場と環境はとても大事だけれど、やっぱり人が大事だな~という感想もうれしかったです。

まんまるは、体はもちろん、人の心が育つ場なんだと、私も再認識できた貴重な機会でした。
同じ現場をわかちあうことができたからこその、氣づきもたくさん。

参加してくださった皆さんのこれからが、より心地よい日々になっていきますように。
まんまるも、ますます楽しい場になっていきますように。
ご参加、ありがとうございました。

Yalada!ありがとう! hosifune影絵公演

心配していたお天氣も、まんまるっ子の作ってくれた草のてるてる坊主のおかげでバッチリ。
いつものまんまるフィールドに、100名近くの方が遊びに来てくれた、hosifune影絵公演。

乳幼児から長老まで、同じ世界を味わい、遊んだ、とても素敵な日になりました。

微生物や虫たち、大いなるものや森の精霊たちも、
集まって楽しんでいることを、感じる瞬間もたくさんありました。

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たくさんの方に、「この場所、氣がいいね。」「とっても素敵な場所だね」
「ここで遊んだら、楽しそう~」と言ってもらい、
まんまるフィールドを氣にいっていただけたのもうれしかったです。


日中のワークショップでは、影絵のパペットづくりに熱中したり、
森にあるものを使って算数に触れたり、手仕事でかわいい作品をつくったり、
awatsumugiさんのおいしいものに舌鼓を打ったり、まんまるの活動写真を見たり。
いつもよりたくさんの人をよけながら、おにごっこを楽しむまんまるっ子も!

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虹の祝福もありました。


ゆっくりと暗くなる森で、hosifuneさんの影絵公演が始まると、子どもも大人も、
影や出演者の一挙手一投足に見入り、ぐぐっと世界が狭くなったり、
大笑いして、ぱぁっと世界が広がったり・・・。

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影絵のフクロウのおじぃの言葉、「自分の名前を大切にしなさい」に、
「はいっ」と大きな声で答える子がいたり、

「淡路島のおいしいものってなぁに?」の影絵の子ども達の問いかけには、
いろんな回答が飛び交い、影絵のおばぁが驚くほど。

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ワークショップで作ったパペットが、自分の名前と共にサプライズ登場した瞬間も素敵でした。


エンディングの歌にも、子ども達から手拍子が始まり、
まんまるのフィールドに集まってくださったみなさんを、まぁるく包み込んでくれました。

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最高の芸術を届けてくださった、hosifuneの皆さん、
会場を提供してくださったオーナーさんご家族、
駐車場として、大切な御旅所(お神輿が休む場所)を貸してくださった上河合地域の皆さん、
駐車場として、敷地を貸してくださったご近所さん、
ワークショップを開催してくださった、長澤自然育児の会 わわわ さん、
おいしいご飯とおやつのawatsumugiさん、CHiQさん、

そして、フィールド開拓(!)から、フィールド整備、草刈りに協力してくれ、
楽しすぎる豊かな日々を一緒に歩んでくれている、まんまるファミリー!


なんてたくさんの命のおかげさまで、この場が実現したのかと、感謝でいっぱいです。
みなさん、ありがとうございました。


これからも、命いっぱい遊びましょう★

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↑ ほらね、目に見えない精霊さんたちも、たくさん遊びに来てくれていましたよー。

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まんまる見学&わかちあいの会 開催しました

数日前の極寒だったら大変だな~と思っていたお天氣も、まずまずで、
まんまる見学&わかちあいの会を開催しました。

まんまるの大切にしていることや成り立ちなどをお話した後、
実際にまんまるっ子たちが遊んでいるフィールドへ。

まんまるっ子達が次から次へと遊びを生みだしてく様、ノコギリを使う手つき、
焚き火を操ったり、小さないざこざ、そして保育者との関り・・・。


「ここを降りるんですか!?」と、斜面の急なことに驚いたり、
整備前は竹藪だったフィールドは、「なんか、ちょうどいいサイズですね。」と。


午前のわかちあの時間では、
「子ども達がそれぞれのペースで好きなことをしていて、
ひまを持て余しているような子がいなかったな~と思った」
「大人も子どもも、”落ち着ている”というのが印象的だった」


また、保護者と月一回のミーティングでつくりあげている運営についての質問や、
登園の様子などから、保護者と保育者の関係性の良さに注目してくれたり、
週3日開園というスタイル、金額が家庭ごとに選択できる月謝についての話も。


お弁当は、まんまる保護者の楽しり屋さんの自然栽培のお野菜をたっぷりつかった、
こちらもまんまる保護者のアワツムギさんの特製弁当★


午後は、また別の遊びが、いろんな場所で展開しているのを見学。

遊びは大人から提案することもあるのかと質問があったり、
安全管理のこと、これまでの怪我とその対処の事例などもお話しました。

「なんか、”あったかい”ってこういうこと!って感じがした。」

「保育者に余裕が感じられ、しんどそうな感じがなかった!」

「いい意味で、”氣楽で、自分のままでいい”空間だった。」

「自然の多い環境に暮らしているけれど、やっぱり仕事は室内なので、
 今日は、私自身がたくさん五感をつかって過ごし、体が氣持ちいい。」

など、うれしい感想もたくさん。

普段、このブログを頻繁に読んでくださっていた方もいたけれど、
やっぱり現場を見ることができてよかったと言ってくれました。

何より、「楽しかった!」の声が聞けたのが、うれしかったです。


ご参加、ありがとうございました。

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自然と共にある、子育て・個育て ~知ろう、学ぼう、森のようちえん講座~ 開催しました

一番下は、明日で7か月!という赤ちゃんから、学生さん、お孫さんのいる方まで、
ちょうどよい人数の方々にお集まりいただき、
自然と共にある子育て・個育て ~知ろう!学ぼう!森のようちえん講座~を開催しました。

講師の野澤俊索さんのゆかいな自己紹介に続き、
「自分が体験したことないおもしろさは、伝えられない。
だから、まず大人がたくさん遊びましょう!」と素敵なメッセージで、講座が始まりました。

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午前中の部は、”森のようちえんってなぁに?”。

森のようちえん さんぽみちの子ども達の動画では、全身を使ってのびのび遊ぶ様子に、
参加者の皆さんのほほがゆるんだり、ぐっと引き込まれたり。

森のようちえんのはじまりから、その名称が生まれた背景、日本での森のようちえんの位置づけや
分類のお話からは、日本の森のようちえんの多様性を知ることができました。

「森のようちえんに通ったら、どうなりますか?」という質問に度々出会うという野澤さん。
その答えは、
「人間らしく生き生きと育っていきます」。

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大人が思っているより、子どものスケールは大きいということや、
自然の摂理や秩序を感じながら育っていく時間、「ま、いっか」の力の大切さもお話いただきました。

お話を聞いての感想や、質問タイムもとても活発に参加者同士の話が盛り上がりました。


午後は、実践編の”森のようちえんの保育と活動”
もう少し踏み込んで、場の作り方や、安全管理など、実際のエピソードを交えて話が進みます。

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森のようちえん活動には、マニュアルや、何をすればよいかという方法論ではなく、
どうやるか、どうあるかが大事。
子ども達を理想の型にはめて、そうなるようにするのではなく、
子ども達が本来持っている、備わっている力を発揮していく場をどうつくっていくかなのだと。

”待つ、見守る”という姿勢も、何も言わないというのではなく、
目に見える活動の中の、見えない心の動きを大事にしていくことだという言葉が印象的でした。

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お父さんの関わり方についてや、活動中の怪我が心配、急な体調不良への対応などへの質問も。
また、小学校へ進学した時の質問では、
「森のようちえんで育つのは、認知能力の土台となる、非認知能力。
数字で評価したり、テキストで学んだりできない、人間性の部分。
学ぶことへの興味感心が強いので、中学年以降の学びに差が出てくるという研究結果がある。」と
教えてもらいました。

また、森のようちえん活動を続けていく中で、野澤さんが感じていることは、
”思春期の恋の悩みと同じ!!”ではないかという話がとてもおもしろかったです。
相手のこと(子ども達)が好き、大切だと自分が思っていて、
それを伝えたいと思っているということが、
テクニックに勝る、とてもとても大事なことだと思うと。

最後に、「しなきゃ、なんて、ない」と言うメッセージとともに、
これからも、一緒に子ども達と楽しく森で遊びましょうとしめくくってくださいました。


子ども達をとりまく全ての大人達が、こんな風に接していたら、
みんなにとって心地よく、やさしい社会になっていくだろうなと、わくわくしました。


「ふわっと、森のようちえん いいなと思っていたことが、スッキリ整頓された感じ。」
「やぱり、森のようちえんの活動いいな~」とニコニコ参加者が帰路につかれていたのがうれしかったです。
ご参加、ありがとうございました。
私たちの学びのために、静かに遊んで待っていてくれた子ども達もありがとう。

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開催場所
淡路島の豊かな自然の中で、預かり保育をしています。
上河合BASE:淡路市上河合
生穂BASE :淡路市生穂
五色BASE :洲本市五色町

※いずれも私有地のため、見学希望の場合には、必ずお問合せください
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