「も~、この人(!)どんだけ着てるの~!!」

座った自分と同じくらいの巨大タケノコの皮を、めくりながら、かっちゃんが叫ぶ。


「わ~、まだまだ着てるよ~」

さっきまで、ちょっとお母さんに会いたくなっちゃってた、いっちゃんもノリノリ。

「わわわ、シャツ(下着)もたくさん着てるし!!」

「あは、帽子もたくさんたくさん被ってるぅ~」


傍らでは、「とりゃ~」と、
空手チョップで、さらに巨大なタケノコを割ろうとしているあ~くん。


はたまた、皮を小さくちぎって、お料理も始まっている。

「さっきは切れたのに、これは何で切れないの~!!」

細く裂いた皮の両端を握り、渾身の力をこめる、あ~ちゃんとひ=ちゃん。
皮は、縦方向には裂きやすく、横方向には難しいことを全身で感じる。


「触って。こっちは僕の肌みたいで、こっちは馬みたいだよ。」

皮の内側は、ツルツルで、細い毛がびっしりな外側は、前に触った馬の肌を思い出させる。


タケノコの楽しみ方は、ひとそれぞれ。
昨日は、焚き火で焼いて食べてみた。
タケノコひとつで、ここまで広がる。
これぞ、まんまる流。

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