「見てて(=聞いてて)!音が変わんねん。」

直径2センチくらいの枝を、細い枝で叩いて音を出しながら、
りっくんが、キラッキラの笑顔で教えてくれる。

なんと、ただ叩くのと、叩く部分にコップをあてて叩くと音が違うのだ。

注意深く聞かないと、わからないくらいの違い。
でも、確かに音は違う。


きっとコップが共鳴器になってるんだろう、音量も少し大きい。


何度も何度もたたき比べて、聞いてみての大発見。


しかも、それをママが帰っちゃって寂しくて泣いているとっくんに聞かせようと、
わざわざ来てくれたのも、うれしい。


またある時は、

「あ、誰か泣いてる!かっくんか?」

ノコギリの手を止めて、泣き声の方を心配そうに見る、ふっくん。

森の反対側の泣き声も、聞き分ける、やさしい耳。


森の中で、いろんな音を聞き分けられる耳が、
ゆっくり、でも確かに育っている。


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