ひ:「ねぇ~、サンダーバードごっこしようよ~。」

次の遊びを提案しているのに、なかなか乗ってこないりっくんに、
じれったそうに繰り返す、ひ~くん。

り:「え~、ケーキつくりたいよ、僕は。」

ひ:「サンダーバードごっこなら、空も飛べるよ?」

り:「ケーキつくろうよ~。」


しばらく考えたひ~くんは、

ひ:「サンダーバードごっこなら、ケーキもつくれるよ!」

り:「ほんと?」 

りっくんが、目を輝かせる。


ひ:「サンダーバードとケーキ屋さんをくっつければいいんだよ!
   そしたら、ケーキもつくれるよ!」

り:「いいねぇ、ケーキつくろう!」

近くにいた、あ~くんも誘って、2人はウキウキと森へ駆け出して行った。


一方では、ケイドロをやりたい男の子たちと、プリンセスごっこをやりたい女の子たちが、
話し合いの結果、男の子たちが、お城を守る警察(パトロール?)になるという設定で、
楽しそうに、遊んでいた。



お互いのアイディアを否定することなく、うまく融合させて、
新しい遊びが展開していく。

まんまるでは日常の風景だけれど、こんなやりとりを重ねていくことが、
相手も自分も心地よい場をつくる練習になっていくのだと思う。

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