「乗りたい~」

半べそで、ターザンのスタート台で待つ子を尻目に、
少し手前の切り株から、どんどん出発してしまう、ターザン。

最初は盛り上げってて、その子の存在に氣がついてないかもとも思ったけど、
だんだん声を張りあげる、まちぼうけの子。


しばらくしてから、
「いつになったら、スタート台にターザンは戻ってくる?
乗りたい子の気持ちは、届いてる?」 と投げかけてみる。


「乗っちゃダメなんだよ!」

あ:「どうして?」

「1人で降りられないから」

あ:「それ、待ってる子に伝えた?」

「言ったよ」

あ:「ずっと見てたけど、言ってなかったんじゃない?」

「言ったよ!!!」


しばらくやりとりするうちに、
乗らせてあげない子達の根底に、いじわるしてやろうという氣持ちが根底にあるのかもと
思ってしまっている私がいることに氣がついた。

表面的にはいじわるしていても、そんな風に決めてかかること自体に、
彼らがイラついているように思えてきた。


あ:「1人で降りられなくて、悲しい思いをして欲しくないっていう、
君のやさしい気持ち、言わなければ伝わらないよ。
ただのいじわるで、乗せてくれないと思っちゃうよ。」


私の心持ちを少し改めるだけで、選ぶ言葉が変わり、
彼らの固い表情も少しだけ緩んだ氣がした。

「自分で降りられないから、乗って欲しくないんだよ!」

あ:「それなら、練習する機会がなければ、いつまでたっても降りられないと思うな。」

「最初は、いじわるだったんだけど、助けに行くのがやなの!!!」


おぉ、いじわるだった自分にも、氣がついてる。
そして、自分の遊びが中断されるのがいやだったのかもしれない。

あ:「じゃぁ、自分で降りられるなら、乗ってもいいってこと?」

「・・・うん、言ってくる」


このやりとりの間中も、ず~~っとスタート台で待っていた子に、条件を告げに行く。
自分は、違う遊びに交じりに行く。

覚悟を決めて、待望のターザンがスタート!

びゅ~ん。


降りるというより、ずり落ちるって感じで、なんとか降りる。


「降りれた?」

ちょっと離れたところから、声がかかる。

なぁんだ、ちゃんと結果まで氣にしてくれているんじゃないか!
最高だ!

私も、日々修行です。

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★近日のイベントスケジュール


・10月5日(土)午前の部 14時30分~、 夜の部 18時30分~
  ドキュメンタリー映画 「ホピの予言」 上映会

・10月12日(土)10時~12時30分頃
  森のおさんぽ会 はなまる

・10月19日(土)10時~15時
  スエットロッジ
・10月19日(土)10月19日(土)18時開場&夕食~20時
  7Generations walk 2019 淡路島交流会

・10月28日(月)10時~12時30分頃
  森のおさんぽ会 はなまる