2020年09月

200930  経験値

「なんかさ~、いいのないかな~。」

お菓子屋さんのこ~くんが、きょろきょろと何かを探す。

「あんこを中に入れたいんだよ。」


お店には、一口サイズのきれいなお団子が並んでいる。


「ここの土、いい感じのチョコレートにはなったで。」

ケーキ屋のあっちゃんが、黒っぽい土のありかを教えてくれる。

「でもさ~、土にしちゃうと、団子の中の水と交じって、
何度も開けてると、だんだん混ざってきちゃうんだよな~。」


どうやら、土ではない素材で、あんこをつくりたいらしい。


「あ、これがいいかな。」

こうくんの手には、小豆色の落ち葉。


こうやって、色々試してみながら、経験値が上がっていくんだな~。

あっちゃんのケーキ屋さんにも、様々な素材でデコレーションされたケーキが、
所狭しと並んでいました。

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200929  大事にしたい

「いやだ!行きたくない!」

遊び場を移動する案が出て、みんなの合意も取れたと思い、
リュックをしょって準備をしていたら、1人だけ行きたくないということが判明した。


先を急ごうとする子達に、
「いきたくない子がいるんだ。
みんなの行きたい氣持ちも大事にしたいけど、行きたくないって氣持ちも聞きたいから、
ちょっと話をしよう。」と引き留める。


最初は、行きたくないと言っていた子も、数人いた。
でも、行きたい子達がどうしていきたいか、行った先ではどんなことができるかを
力説しているうちに、
「やっぱり行く」と言う子が増えていった。


もう、リュックをしょって、行く氣まんまんの子ども達がじれったそうに、
「行こうよ!なんで行きたくないんだよ!」と詰め寄る。

「そんな風に怖い声で言ったら、氣持ちをいいたくなくなっちゃうんじゃない?」と言ってみる。


「行く!行く!行く!」と「行かない!行かない!行かない!」のぶつかり合いにもなった。

「やりたいことが、下(行った先)でしかできないことなのか、
行きたくない子のやりたいことが、上(今いるところ)でしかできないことなのか、
考えてみたらどう?」と、提案してみる。


「イノシシパウダー(と名付けた、下の特定の場所の土)が欲しいの!」
「下の池で、タガメが見つけたいの!!!」
「イノシシパウダーは、下にしかないんだよ!」


「空港ごっこがやりたいの。下には行きたくない!」

「下でも空港ごっこはできるんじゃない?
行ってみてもいないのに、わからないんじゃない?」

「いやだ!行きたくない」

「ロープを全部つなげて、みんなで飛行機になって、下に行くのは?」

「久しぶりだから、下に行きたいんだよ。
部屋の中だけじゃ、遊びがつまらないみたいに、上の森だけじゃ遊びがつまらないだろ!」

「じゃあ、お昼まで上で遊んで、お弁当食べたら下に行くのは?」

「下で遊んで、お昼だけ上に来るのは?」


「もう!遊びたいだけなんだよ!話してるのやだよ!」

「ジャンケンにしたら?」

「もう、みんなは下に行きたいんだから、人数が多い方にしようよ!」


たくさんの意見が出た。
たくさんの折衷案が出たり、無理やり押し通そうとしたり、
あの手この手で説得しようとしたり、たくさんたくさん考えた。


最終的には、話疲れて休憩しようということになり、
休憩なら下でしてもいいということで話がまとまり、下に移動した。


数が多いことや、声の大きさ(私自身が声が大きい方だから、特に氣になる)や、
力の強さで結論がでなかったことに安堵したけれど、なんだか最後はうやむやになってしまった。


下に移動した後、最後まで行きたくないと言い張っていた子が、
私に泣きついてきた。

「やっぱり、やだった、下。
下に行ってみて、つまらなかったら上に戻ろうって言ったじゃん。
もう戻りたい・・・。」と。


「そうかぁ、つまらなかったか。
もう少し、楽しくできないか、考えてみない?」と言うしかできなかった。

しばらくすると、他の子が様子を見にきたりして、
楽しくなり、遊びがゆっくりと展開していった。


多数決ではなく、たくさんの話ができたのは収穫だったけれど、
改めて、ひとりひとりの氣持ちを尊重することの難しさもじっくり味わったひととき。
保育後のスタッフミーティングでも、いろんな感想が出た。
子ども達は、それぞれどんな風に心が揺れたのかなぁ。


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200926  苦い思い

「おにごっこしよ~」

ふっくんの声に、「い~よ~」と集まってくる子達。

そして、「え”~、かくれんぼがいい」と言う子達。


しばらく話し合っていたら、

「じゃあ、おにごっことかくれんぼの混ざったのにしたらいいやん!」と妙案が。

「かくれてて、見つかったら逃げて、タッチされたら、固まるの!」

なんと、おにごっことかくれんぼと氷鬼までミックスされている・・・。


「いいねぇ!」とひっくん。

始まるのかと思ったら、

「え~、やっぱり普通のかくれんぼがいいから、やめる」

4人も抜けてしまって、残った人数の方が少なくなってしまった・・・。


ちょっと意気消沈したように見えたけれど、氣を取り直して、3人でおにごっこがはじまった。


ふっくんが、あっくんを追いかけていたら、あっくんが転んだ。

すかさずタッチしたふっくんに、

「転んだ時には、タイムやろ!(タッチは)なしやろ!!」とあっくん。

「じゃあ、転んだ時にすぐタイムって言えばよかっただろ!」とふっくん。


「もう、やらん!」

ぷりぷり怒って、あっくんも抜けてしまい、おにごっこはなんとなく終わりに。


妙案を見つけて賛同を得たと思ったら、違う意見の子達がいて、
それでもやろうと思ったら、またぶつかって・・・。
たくさんの苦い思いが、うずまいていた。

楽しくなくなってしまって、ふくれっつらで、もたれかかるふっくんを、
木がやさしく受け止めていた。

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200924  唐揚げ美容院

「はい、こちらにお座りください」

お母さん役のは~ちゃんに、唐揚げの材料になる、
手ごろな石探しを頼まれて、戻ってきたら、なぜか我が家は美容院になっていた。


「素敵な髪形にできますよ」

「この魔法の粉で、何でも望みがかないますよ」と、店主のは~ちゃんが言うので、

「じゃ、空を飛べるようにしてください」とお願いしたら・・・


は:「それはできません」

あ:「えぇっ、さっき何でも叶うって言ったじゃないですか!」

は:「だって、空を飛んだら、この美容院がぶっこわれてしまうじゃないですか!
   だから、飛ぶのはダメなんです。」

なんて、現実的なストーリー!


は:「魔法の粉は、洋服の色を変えることもできるんですよ。
   ほら、ここはエメラルドグリーンに、ここは、水色になってきたでしょ。」


あじめの緑の長袖の部分に、白い砂をかけ、すり込んでいる!!
紺色の半袖部分にも、すり込むと、なるほどどちらも白っぽくなってきてる。


「お母さん、私も手伝うわ」

子だくさんの美容院では、働き手がたくさんいるらしい。


「こちら、三つ編みにしますね」と、子ども役のひ~ちゃんが髪を結い始めると、

「唐揚げも食べられますよ」と、膝の上には、お皿に乗った熱々の唐揚げ(石!!)。


「え~、美容院で唐揚げを食べたのは初めてです!」と言うと、

「そうなんです、うちは、特別なんです★」と店主はにっこり。


どんどんと展開する遊びは、たった一度きりのことが多い。
本当に、毎瞬が特別だな~と思う。

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200923  しゅたたたた

「じゃ、こっからは海ってことね。」

「うわ~、水に落ちる~。」

まんまるっ子達が大好きな、”危険の迫る状況”でのごっこ遊び。


「あ”~、落っこちた~」

足を滑らせて、海(と設定された斜面)に転がる、あっくん。

「えぇっ、あっくん、泳げるの!?」

「いや、泳げへん!!」

「でも、シュノーケルあるから大丈夫や、ほら(と言って投げる真似)」

「僕は、フィンがあるから大丈夫や」と、泳ぎ回るふっくん。


わざと斜面を滑って海にダイブしたり、
泳ぎつかれた子達は、木の根につかまり、斜面をよじ登ってくる。


すると、
「わ~、サメだ~」

歯をむき出しにして、サメの顔をした、あ~くんが下から登ってきた!

「ぎゃ~、にげろ~。」


さっきの倍くらいのスピードで、斜面をよじ登る子、
こちらもびっくりするスピードで、斜面を横移動する子。

四つ足をフルに使って動く様は、まさに獣。

6歳のしなやかな身のこなしに、遅れまいと必死でついていく3歳、4歳。
こうやって、群れの中で鍛えられていくんだな~。


今日は、昨年親子で遊びに来てくださった、岐阜県高山市の井関農園さんから、
無農薬のおいしいトマトがどっさり届いたので、みんなのお土産に。
ごちそうさまでした、どうもありがとう!
また遊びに来てね~。

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開催場所
淡路島の真ん中にある里山プレーパーク淡路島マンモスで開催しています。
詳しくは下記リンクからご覧下さい。
淡路島マンモス
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ギャラリー
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