桜よりも一足先に咲いて、今日はさくらんぼの木の下でお花見気分でお弁当を食べた。
桜の木の近くで、長い枝の先に泥をつけて振り回し、泥飛ばしを楽しんでいたよーくん。
それを見ていたやっくん「絶対に桜のつぼみには泥つけるなよー!」
桜の“花”じゃなくて“つぼみ”なところに考えさせられた。
桜を泥で汚してはいけないよ、という意味だったら“花”という言葉になると思う。
“つぼみ”という言葉に、今から咲こうとしているのに泥がかかっては咲けないのでは、と桜を心配するやっくんの気持ちを感じた。
去年の夏に、やっくんが友達と一緒に死んだカエルをつついて楽しそうに遊んでいるのを見て私はショックだった。
かわいそうとか、カエルが潰れて気持ち悪いとかいう気持ちをこの子達は持たないのか?子どもってそういうものなのか?
一体いつ頃から、かわいそうという気持ちを持つようになるのか?と不思議に思ったのだった。
その子が、こんなふうにつぼみを心配する繊細な気持ちも持っている。
残酷とか、優しいとかいう言葉では言い切れない世界にいるのだろうか。子どもは本当に不思議だ。
子どもがどういう目で自然を見ているのか、どうしたら知ることができるんだろう。
保育者 まり