200707  感覚を磨く

「ねぇ、ねぇ、どっちがいい?」

差し出された、き~くんの両の手には、何ものってない。


「触ってみて~。」

どうやら、手のひらを触って欲しいみたい。
子どもの意図が見えない時、大人の目線やとらえ方と違うことも多いので、
不用意に「○○だね~」などの感想を言わないようにしているので、

「なになに?」とだけ、聞いてみる。

き:「ほらね、どっちがいい?」

あ:「触った感じってこと?」

き:「そうそう」

右手は、なんとなくしっとり。
左手は、サラッとしている。

あ:「う~ん、こっちかな~」

き:「ふ~ん。
   こっち(左)は、焚き火の煙にあてて、
   こっち(右)は、こうやって、ぐるっと回ったんだよ~」


ニコニコしながら、雨に濡れた木の幹をつかんで、ぐるっと一回転。


近くにいた子にも、手を触ってもらって、意見を聞いて回る。
好みはそれぞれだったけど、みんな右手と左手の感触の違いがわかってるんだなぁ。


この微細な違いを発見して、おもしろいと思う感覚が、
日常のささいなことをおもしろがって、
毎日を自分で楽しくする力につながっていくと思うのだ。

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200702  言霊

「おやすみなさ~い」

ニコニコと、挨拶してくれる、ひ~くん。


「一緒に遊ばないで★」

「いいよ、じゃなかった、やだよ。」

なぜか突然、反対言葉で話すのが流行る。

さっきの挨拶も、「おはよう」の反対言葉だったらしい。


「いれて~!」

「違うでしょ、入れないで~でしょ。」

「入れないで~」

「いいよ~、じゃなかった、だめだよ~」


「じゃあ、おにごっこしない人~」

反対言葉の提案に、元氣よく手をあげながら、口々に、

「しない~」

「する~、じゃなかった、しない~」

「しない!」


鬼ごっこを、やることになったらしく、次は、鬼決め。

「じゃあ、鬼、やりたい、じゃなかった、やりたくない!」

「やりたくない!」

「私は、逃げる人、やりたくない!」

「逃げる人やりたい!、じゃなかった、やりたくない!」

「やりたくない!」「やりたくない!」


ややこしいやりとりに、り~くんが、
「なんだか、よくわからなくなっちゃうな~。
もう、反対言葉、やめない?」

と、提案する。

最初は面白がっていたみんなも、やっぱりややこしくなったようで、賛成する。

そして、改めて、

「反対言葉は、なしね。
鬼、やりたい人~?」 

ひ~くんの問いかけに、

「はいはい!やりたい!」と元氣に応答がある。


傍らで聞いていても、明らかに反対言葉の時と、ワクワク感が違う。
やっぱり、言霊って、あるんだなぁ。

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↑ 今日は、それぞれに、七夕のお願い事を書いたり、飾りをつくって、
森で切ってきた竹に飾りました。
”短冊”という形で用意せず、画用紙のまま渡してみたら、
個性豊かな飾りがたくさんできました★

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200701  もういいよ

「なんでダメなのっ?」

強い口調でこ~くんに聞く、あっくん。

自分が捕まえたカミキリムシを、入れていたやかんごと、場所を移動したいのに、
こ~くんが「ダメ!」の一点張りなのだった。

「どうして、ダメなの?僕が捕まえたカミキリだよ!!」


話し合いは平行線のまま。

実力行使に出ようとすると、こ~くんもさらに頑なになり、
「ダメなの~」と泣き出してしまった。

「もういいよ、いらん!」


カミキリムシの入ったやかんを押し付けるようにして、
あっくんはその場を離れて、ヤッホーテラスに登る。

様子を見ていたけ~くんが、
「お~い、1人で何してんだ~?」
と、下から声をかけたけど、悔しそうにぶつぶつ言う声が聞こえるばかり。


でも、しばらくすると、ヤッホーテラスから降りてきて、
再度交渉を始める、あっくん。

粘り強くこ~くんがダメだという理由を聞いていると、
どうやらさっきまで一緒に遊んでいたふっくんが、場所を動かすのを嫌がるからと。

「じゃあ、ふっくんに聞いてみよう」ということになり、
既にほかの遊びをしていたふっくんを呼ぶ。
「カミキリ、あっちに持っていったら怒る?」と、あっくんが聞くと、
「別に。どっちでもいいよ。」と、ふっくん。

「ほら、ふっくんは、動かしていいって言ってるよ!!」

それでも納得がいかないのか、引っ込みがつかなくなったのか、
まだ動かしてはいけないと、言い張るこ~くん。


「もういいよ!一匹あげるから!そしたら、いいでしょ。」


一匹のカミキリムシを、こ~くんの手に握らせると、やっと納得したみたい。


以前なら、自分の意見が通らないと、交渉をあきらめて、
ぷいっと1人になりたがった、あっくん。

今回は、あきらめかけたけれど、
もう一度、向き合って話し合うことを選んだ。

なんともいえない、いや~な空氣が一瞬流れたけれど、
次の瞬間には、じゃれ合うようにして仮面ライダーごっこが始まっていた。


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200630  雨一粒

「わ、見て~」

雨の日のお楽しみ、川づくりが盛り上がっている中、
しゃがみ込んでいたこうくんが、歓声をあげる。

「見て見て、色が変わった!」

視線の先には、2センチ弱くらいの小さな甲虫。

濁り水を全身にかぶっていた彼(彼女?)に、雨粒がポトっと落ちて、
体の半分から、濁り水が流れ落ち、きれいな体の色が出てきたのだ。

くすんでいた体の色が、1粒の雨粒のおかげで、キラキラに。

食い入るように小さな目が見つめる中、キラキラ虫君は、
もそもそとランウェイをゆっくり歩いていきました。


「今度は、形が変わった!」

今度は、水たまりに島として置いた泥団子に、雨粒があたって形が崩れる。
水たまりに、崩れた土の塊が、またおもしろい形をつくる。


空からじゃんじゃか雨が降る中、ここまで1粒の雨に注目している人間が、
今、この時に、何人いるかなぁと思ってしまう。
意識しないと見えない世界、教えてくれて、ありがとう。

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200625  んん~

「わ~、ここにも、ここにも、いっぱいだよ~」

「ここのは、大きいね~」

今日もまた、たっぷりのヤマモモを口に含み、
手も真っ赤にしてにっこりなあ~ちゃんとひ=ちゃん。


特別に大きい実を見つけて口に含むと、

「んん~」と、声にならない声。

「もう、おいしすぎて、んん~しか、言えないね。」

あ~ちゃんとそんな風に笑い合っていたら、


ボトッ!!


思わず、無言で顔を見合わせる。

あ~ちゃんの目がまんまる!!

そして、大笑い。


アニメの世界ではなく、現実に、実が落ちる瞬間を共有できたことがうれしい。


その後も、おいしそうなのを次々に拾っては、
「はい、これ、さっきくれたから、今度はあげる」

これまではあまり一緒に遊んでいる姿を見なかった、あ~ちゃんとひ=ちゃんを、
ヤマモモが橋渡し。

後から合流したひっちゃんは、
「おいしくって、お家に帰るのも忘れちゃいそうだね」と笑っていた。


今日は、何粒のヤマモモが、みんなの体になっていったのかなぁ。

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開催場所
淡路島の真ん中にある里山プレーパーク淡路島マンモスで開催しています。
詳しくは下記リンクからご覧下さい。
淡路島マンモス
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ギャラリー
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